【書評・レビュー】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』 何かやりたいけど何をしたらいいのかわからない方へ。

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本・音楽

サカナクションの「アイデンティティ」という曲が好きです。

この歌の主人公は、アイデンティティ、いわゆる「自分らしさ」がないことに悩んでいます。

僕もこの主人公と同じように自分らしさ、自分のやりたいこと、夢なんかが分からなくて、仕事はこのままでいいんだろうか、定年までこの仕事を続けて終わった時に幸せだったと言えるんだろうかなんて入社して辞令をもらった時から今までずっと感じてきました。

僕が本当にやりたいことって何なんだろう。

「今やっていることを好きになりなさい」という人もいるけれど僕には全くしっくりきませんでした。

サカナクション – アイデンティティ(MUSIC VIDEO) -BEST ALBUM「魚図鑑」(3/28release)-

どうして時が経って そう僕は気づいたんだろう

どうして見えなかった 自分らしさってやつが解りはじめた

歌詞にこういう箇所があります。

僕が、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んだ直後、まさにこういう気持ちになりました。

就活の時に「自己分析」が苦手で、何となく今の会社に入ってしまった僕ですが、この本はずっと漠然としていた僕らしさを、具体的な方法論(本に与えられた質問に回答していく)でどんどんと明確にしてくれます。

そして、悔しくなりました。もっと早く知りたかった。

就活する前(10年ほど前)に読ませてくれよ・・・。でも、今からでも遅くない。

この本は、そんな僕のような悩みを抱えているだろう以下のような

・これから就活する方

・今の仕事が何となく自分にはあっていない気がする方

・日々自堕落な生活を送ってしまって、このままじゃいけないと思っている方

・何かやりたいんだけど、何をしたらいいかわからない方

にオススメです。

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著者について

著者は、八木 仁平さんです。

早稲田大学を卒業後、独立されてます。

ブロガーとして活動され、アフィリエイトなどで多くの収入を得たようです。

しかし、自分の売っている商品と自分の本当に良いと思っている商品のギャップや、自分のやりたいことをできていないという悩みから一時期は鬱状態にもなられたようです。

そこで、「自己理解」に目覚め、このようなメソッドを作成されています。

僕がこの本から学んだ3つのポイント

この本の中で僕が感銘を受けたポイントは

・自分を変える必要はない。必要なのはやりたいことを見つけること

・やりたいこと探しにはメソッドがある

・成功とは「自分らしい今この瞬間」を生きること

の3つです。

だいぶ楽になりませんか。

自分を無理に変える必要はなく、自分の中に眠っているやりたいことを見つけることが必要だ

                  ↓

やりたいことの見つけ方にはメソッド(方法)がある

                  ↓

やりたいこと(自分らしさ)をできている(活かせている)人生が成功なんだ

 

この本は、人生の成功を実現するための本なのです。

 

自分を変える必要はない。必要なのはやりたいことを見つけること

置かれた場所で咲きなさいという本が一時期流行りました。

あれはあれで大変素晴らしい考え方だと思います。

ただ、僕はあまり心に響きませんでした。

あの本は、「やりたいこと」を見つけるのではなく、「やるべきこと」を見つける本だからです。

 

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、「やりたいこと」の見つけ方です。

この本の中にこういう言葉があります。

やりたいことは自分の中にある。実現手段は社会の中にある。

まずは、自分のやりたいことを自分の内側から探し出してあげることが大切なのです。

そして、その上で、やりたいことを実現する手段を自分の外側に探しにいくのです。

自分を変える必要はありません。自分の内側をしっかりとみてあげましょう。

やりたいこと探しにはメソッドがある

どうやってやりたいことを見つけるのか。

そこが一番気になりますよね。

この本では、フローチャートや質問集などが掲載されており、それらを実践していくことで自分の内面を正しくみてあげていくことができるように構成されています。

これらに従うことで、

自分の

・大事なこと

・得意なこと

・好きなこと

ひいては自分のやりたいことが自然と見えてきます。

成功とは「自分らしい今この瞬間」を生きること

自分のやりたいことを見つけ、自分に嘘のない自分らしい生活が成功なのだと著者は言っています。

お金を稼げば成功、人から認められたら成功という他人の基準に縛られるといつまで経っても幸せにはなれません。

幸せの基準もまた自分の内側にあるのです。

自分がエネルギーを注げるものを見つけ、それに全力を注ぐこと。

そしてそれが結果的に社会のためになる。

最高の人生ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

自分のエネルギーの行き先を失ってしまうと、鬱のような状態になりますよね。

僕も大学4年間がまさにそういう感じでした。

何かしたいけど、何をしたらいいのかわからない。

とにかく行動しろと言われたけど、行動してもよくわからなかった。(この本ではとにかく行動しろという論調を否定しています。)

そんな時に必要なのはやはり、目標、夢、夢中に慣れることを見つけるということなのです。

そして、それは自分の中にしかないものなのです。

冒頭で紹介したサカナクションの「アイデンティティ」も

好きな服はなんですか?好きな本は?好きな食べ物は何?

そうそんな物差しを持ち合わせてる僕は凡人だ

自分らしさは外側にはない

映し鏡 ショーウインドー 隣の人と自分を見比べる

そうそれが真っ当と思い込んで生きてた

他人との比較でも見つからない

風を待った女の子 濡れたシャツは今朝の雨のせいです

そう過去の出来事 あか抜けてない僕の思い出だ

取りこぼした十代の思い出とかを掘り起こして気づいた

これが純粋な自分らしさと気づいた

自分の過去、内側にあるのだ

と言っています。

皆さんも、この本を読んで、夢中になれるものがある人生を見つけてみませんか。

 

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