私には3歳の娘がいます。
土曜日は妻が仕事のため、基本的に私1人で面倒を見るのですが、休日が楽しすぎるのか昼寝をしません。
公園に連れて行ったり、お人形遊びやおままごとをしたり。
お昼ご飯を家で作ろうとしても、
「やりたいやりたい」
といろんなことをやりたがって、作業が全く捗らず。
一日中子供と向き合っているとどうしてもイライラしたり、ちょっと1人にさせてくれなんて思ってしまいます。
そして、それが自己嫌悪に繋がり、週末は仕事をしている平日のよりも疲れることになるんです。
そんな、状況で書店にフラッと立ち寄り、この本を見かけました。
帯に
「親子に笑顔が増える」
とかいてあって、それを見た瞬間に即買いです。
この本を読んで、子供に
「あれはだめ」「これもだめ」
と言っていたことを大きく後悔しました。
僕としては子供のためを思って行って来たつもりでしたが、
結果的に子供の可能性をどんどん小さくしていたのでした。
これを読んだからには、子供の全ての行動を受け入れ、成長を見守ってやるぞ!
と固く決意いたしました。
ちなみに、藤井聡太さんや、オバマ前大統領、テイラー・スウィフトなどもこの本で紹介されているモンテッソーリ教育を受けているようです。
著者
伊藤 美佳(輝きベビーアカデミー代表理事)
幼稚園・保育園・スクールで28年間、2万人以上の子供達と関わってきた。自身の子供がモンテッソーリ教育の幼稚園で素晴らしい成長を遂げたことに感銘を受け、モンテッソーリ教師の資格を取得。
モンテッソーリ教育を紹介していくなかで、IQ以外の才能を見つけるハーバード大学教授の「多重知能理論」を取り入れ、日本人向けにアレンジしたオリジナルメソッド「9つの知能」を開発。
本の目的
子供の才能を伸ばしつつ、子育てがラクになるメソッドを紹介
本の内容
本の概要をいくつか抜粋して紹介いたします。
モンテッソーリ教育とは
イタリア初の女性医師、マリア・モンテッソーリが提唱した教育法。
その基本的な考え方は、
「子供は自らを成長させ、発達させる力を持って生まれてくる。大人である親や教師は、子供の成長要求をくみ取り、自由を保障し、子供達の自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない」
というものです。
要するに、親は子供のそばに寄り添って、見守る存在でいることが大事ということですね。
そうすることで、子供が指示待ち人間ではなくて、自分の頭で考えて、自分で人生を選択できる人間になると本書は述べています。
子供への接し方8ヶ条(抜粋)
すべてを受け入れる
子どもの可能性を広げるためには、大人の常識を押し付けてはいけません。
例えば、子どもが絵を描いていて、太陽を青い色で塗り始めたらどうでしょうか。
たいていの人は「太陽は赤でしょ」と注意してしまいます。
確かに、注意してしまいますよね。
でもそれはあくまで大人の常識。
大切なのは、子どもがどうしてそう思ったのか、そういう行動をとったのか、プロセスを見てあげることです。
親が子どものしていることを受け入れず、頭ごなしに否定してしまうと、子どもがもともと持っている豊かな発想力や創造力が奪われてしまいます。
はい!わかりました!!ごめんなさい!
って感じですね。本当に今までの自分を恥ずかしく思います。
自分で選ばせる
おもちゃで遊ばせる時は、大人が一方的に与えるのではなく、いくつかの選択肢を用意してあげると良いでしょう。
人生は選択の連続です。
その1つひとつの場面で、自分にふさわしい選択をできるかどうかで、人生が大きく変わってしまうこともあります。
承知いたしました!
って感じですね。今まで僕がして来た押し付けを娘に謝罪したいです。
満足するまでやらせる
公園で遊んでいると
「まだ遊びたい」
っていうことよくありますし、よく見かけますよね。
そんな時にもモンテッソーリは見守る姿勢を崩しません。
子どもが「やりきった」と満足する前に終わらせてしまうと、子どもの心にどこか不満が残ってしまいます。
子どもが満足するまで、思う存分やらせることは大切ですが、全て付き合い切れないのもわかります。
家事に仕事に忙しいママの場合、あらかじめルールを決めておくと良いでしょう。
時計の長い針がここまで来たらおしまいね
などとルールを決めると子どもも納得するようです。
確かにうちの娘も、案外決めたルールは守ってくれますね。
子どもを信じてあげるというのも大切なのかもしれません。
子どもは本当に満足できた時、終わりを自分で決めることができるものです。
かしこまりました!!
って感じですね。
僕も子どもを信じて待つこととします。
間違いを訂正しない
子どものやり方が間違っているのを見るとどうしても
「そうじゃないよ、こうでしょ」
と言いたくなりますよね。
モンテッソーリはこれもダメだと言います。
モンテッソーリ 厳しいなぁ。
物事を正しいやり方で行うよりも、失敗して自分で考えることの方が大事
なるほど。
トライ&エラーを繰り返した子は、自分の頭で考えて自主的に行動ができるようになり、問題解決能力が身につきます。
了承しました!
って感じですね。
失敗を指摘されるとどんどんと自己肯定感が下がるよう。
そして、失敗を恐る子どもに・・・
だから僕はこうも失敗を恐れる性格になってしまったのか・・・
ここまで読んだら、自分がモンテッソーリ教育受けたくなって来ました。
誰か見守ってくれ!
本を読んだ感想
子どもの可能性、才能を信じてあげることが大切なのかとこの本を読んで感じました。
子ども自身がいろんな能力をすでに持っている。
それを大人が、邪魔をしたらいけない。
当然、本当に危ないことなどはやめさせないといけないけど、それ以外は基本的には放置!
放置とうか放任。「信頼ある放任」ですね。
時には、子どもにいろんな遊びの選択肢を与えてあげて、そのあとは子どもに任せる。
そうなると、子供も大人も両者ハッピーな子育てができるんじゃないかと。
僕は強くそう思いました。
あとは、この本をどうやって妻に読ませるかですね。
やり方次第では喧嘩になりそうです。
「私のやり方が間違っているというのか!」
なんて言われるかも。
読ませるのではなく、本棚に置いておいて、あとは妻が読むかどうかは放任。
まさにモンテッソーリです。
僕のモンテッソーリ教育実践第1号はこれでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
僕はこの本を全ての子育てに悩む親御さんたちに配布したいと思いました。
僕自身、今も子育て本当にしんどいです。
ですが、子どもの可能性を狭めたくないという思いも持っています。
また、英会話教室に通わせたいな、なんて思ってましたが、親が無理やり連れて行くのではなくて、
こういう教室もあるよと伝えて、子どもがいきたいと言ったら行かせてあげるくらいの感じが一番いいのかな
なんて思いました。
モンテッソーリ教育を取り入れるかどうかは別として、今までの子育てを振り返るいいきっかけになる本だと思います。
ぜひお手にとってみてください。
配布はお金がないのでできませんでした。
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