あの頃は青春だった、あの頃は良かったと昔を懐かしむことはありませんか。
僕は、ふと時間があいたりするとすぐにそのような感情に押し潰されそうになります。
特に大学時代に聞いていた音楽などを振り返って聴いた時などは尚更です。
このような気持ち、僕はたまには良いと思います。
僕も、懐かしいという感情はとても好きです。
でも、この気持ちに支配されすぎると今を十分に楽しめなくなる気がします。
実際僕も心が鬱に近い状態になってしまいます。
暇すぎるということは、いけませんね、何かを考えなくても良いくらい忙しい毎日を送りたいものです。
僕はそんな自分にいつもこう言い聞かせます。
いつだって今が一番
今僕が懐かしいと思っている「昔の僕」はその時幸せを噛み締めていたでしょうか。
多分そうではないと思います。
いつだって、懐かしいというのは、後になってからその時にあった幸せに気づいているということなんだと思います。
これって本当にもったいないですよね。
幸せはいつも今ではないところにあると言っているようなもんです。
そうではなく、今の幸せに気付きたいです。
いえ、今が一番幸せなのです。
僕も、奥さんに昔はもっと心が若かったとか、恋愛が楽しかったとか言われることがあります。
その気持ちはすごくわかります。
でもそれを言われた僕はやっぱり傷つきます。
今は?
って。
だからやっぱり今が一番幸せなのです。
そうでないのならばそうであるようにしなければいけない。
最後に、今を肯定してくれる詩を紹介して終わりにします。
青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ
青春
サミエル・ウルマン
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ苦悶や、狐疑、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大そして偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われないこれらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる
人はいつだって青春です。
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